睡眠の質を変える!寝具の選び方で重要な点とは

枕を選ぶ際に大切なのはその高さ

人間は人生の三分の一程度を布団の中で過ごすと言われています。質の良い睡眠は健康に暮らすための最優先事項と言っても過言ではありません。その中でも頭を支えてくれる寝具である枕は特に大事です。現在ではあらゆるタイプの枕が販売されています。素材や形など様々ですが、選ぶ際に最も大切なのが高さです。二足歩行で生活する我々人間は頭を垂直な状態に保って過ごしています。その重さから唯一解放されるのが寝る体勢をとるときです。1日の疲れを癒すため、睡眠時に首に負担をかけてはいけません。ベストの高さで頭を支え、首への負担をなくしてあげましょう。

最適な高さであれば、首の骨や神経は圧迫されず、呼吸も自然な形で十分にできます。これが少し高過ぎても、少し低過ぎても、骨や神経は不自然に圧迫され、余計な負担がかかります。結果、安眠を妨げてしまうのです。

枕が合っているかどうかの目安があります。朝起きた時に枕がドーナツ型に凹んでいたり、頭が枕から落ちている場合は合っていない可能性が高いです。また、枕の下に手が入っていたり肩の下に枕が入り込んでいる人も注意が必要です。

最適な枕を見つける近道はその道の専門家である寝具屋さんや睡眠専門のお医者さんに診てもらうことです。良い枕で質の高い睡眠をとりましょう。

快適な眠りのベースになる敷布団の選び方

安眠を手に入れるために枕は重要ですが、枕だけでは十分とは言えません。体を包む寝具である布団も勿論大切です。敷布団の役割は、体がリラックスできる環境を作ることや体温を保つことなどです。眠る時に布団に入った時、何とも言えない幸福感があります。リラックスすることで早く、深く眠れるのです。また、睡眠時に体は寝返り以外ではほとんど動いておらず、体温を維持するために筋肉が作る熱量は多くありません。敷布団無しで眠ると風邪を引きがちなのはそのせいです。布団によって体は冷えにくくなり、快適に眠ることができるのです。

フカフカの柔らかい敷布団こそ良いものだと思っている人は多いですが、柔らか過ぎる敷布団は質の高い睡眠という観点から逆に離れてしまいます。柔らか過ぎて体全体が沈み込んでしまうと、かかる負担は偏ります。適度な硬さがあれば、部分部分が接地する形になり、力が分散され負担がかかりにくくなります。

敷布団の選び方でもう1つ気をつけるべきことは、そのサイズです。人は睡眠時、無意識に何度も寝返りを打ちます。十分なサイズがないと、布団から体がはみ出してしまいます。ベッドで寝る際も小さ過ぎると常に落ちないように気をつける意識が働き、安眠の邪魔になります。

一晩中快適に過ごせる掛け布団

敷布団と同様に、体の上にかける寝具の掛け布団も大事です。季節感に合わせるために調整しやすいのが掛け布団です。蒸し暑い夜に冬用の掛け布団を使うと汗だくになってしまいますし、夏用掛け布団でも薄過ぎると蹴飛ばしてお腹を冷やしてしまったりと適度なものを常に用意する意識が大事です。サイズと共に厚さ、薄さにも気をつけるべきでしょう。たとえ冬でも、厚すぎる掛け布団を使うと体が温まり過ぎ、汗をかいて結果体を冷やしてしまう事態も考えられます。

暖かさや軽さでバランスが取りやすいのが羽毛布団ですが、その薄さや軽さも様々です。季節に応じて使い分けることが大切です。また、調整するために毛布を併用する際は布団の上に掛けた方が暖かいと言われていますが、暖かければ良いというわけではないことも知っておきましょう。特に眠りについてしまうと暑さ、寒さは一定以上の不快感がないと気付きにくいものです。睡眠導入時だけではなく、朝まで快適に眠れるようにという観点で考えるべきです。体を冷やさないために足先まで十分に覆えるサイズも必要です。

掛け布団は素材も様々で、どれが合うかは人によって違います。同じような体型でも冷え性の女性と暑がりの男性がいるように、合うものは異なるので、違いを知り、吟味してください。

あなたの眠りは寝具にかかっている?

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